奈良歴史辞典

奈良歴史辞典

奈良の歴史上の人物など、知っていると旅がより楽しくなる知識をご紹介。

奈良は、日本中のどこよりも歴史が深いところ。飛鳥時代・奈良時代から残る見どころなど、1,200年以上の歴史があちこちに息づいています。奈良の歴史をちょっと予習して旅すれば、一段と楽しめることまちがいなし。学生時代に歴史が苦手だった人も、旅のためなら楽しく勉強できるのでは?

奈良ゆかりの人物

蘇我馬子

飛鳥時代はじめころに絶大な権力をふるった、大物豪族・政治家。飛鳥寺を建てたり、石舞台古墳がお墓といわれたり、飛鳥を観光する予習として押さえておきたい人物です。

聖徳太子

日本史の中でもトップクラスの有名人。法隆寺や法起寺など、特に斑鳩エリアとかかわりが深くて、「斑鳩について予習することは聖徳太子について知ること」といっても言いすぎじゃないくらいです。

中臣鎌足(藤原鎌足)

蘇我入鹿が暗殺された、大化の改新こと「乙巳の変(いっしのへん)」の中心人物で、大貴族藤原氏の創始者。飛鳥観光や、特に談山神社に行くときには、知っておきたい人物です。

役行者

山にこもって修行する宗教・修験道を開いた修行者。吉野を修行の地として開いた人で、金峯山寺や吉水神社を開いたとも言われていて、吉野を知るうえでキーパーソンの1人です。

聖武天皇

大仏を造ることに情熱を燃やした、奈良時代でいちばん有名な天皇。東大寺自体の始まりにもかかわっていて、東大寺観光の前に知っておいて損はない人物です。

光明皇后

奈良時代の有名な天皇・聖武天皇の皇后。新薬師寺や法華寺のほか、奈良の秋の一大イベント・国立博物館の正倉院展を見にいくなら、押さえておくべき人物です。

鑑真

奈良時代、日本の仏教界のためにはるばる中国から渡ってきた高僧。西ノ京エリアの文化財の宝庫・唐招提寺に行くときはもちろん、東大寺戒壇堂を見る前にも押さえておきましょう。

行基

数えきれないほどのお寺やため池などを作って、民衆から熱狂的に支持されたお坊さん。大仏にも大きく貢献した人で、東大寺と大仏について知るには欠かせない人物です。

良弁

東大寺の初代「いちばんえらい人」。東大寺のもとになったお寺の時代からかかわっていて、この人なくして東大寺の歴史は語れません。

実忠

1,200年以上途切れずに続く東大事最大の行事、二月堂のお水取り(修二会)を始めた人。お水取りを見にいくならもちろん、二月堂に行く前にも予習しておきたい人物です。

徳道

西国三十三ヵ所観音霊場を開いたといわれるお坊さん。山あいの名刹・長谷寺を開いたともいわれていて、長谷寺の歴史をひも解くと必ず出てくる人物です。

源義経

名所に伝説に物語のモデルなど、何かと話題の多い「青年武将」。吉野にもゆかりが深くて、義経について予備知識を入れておくと、吉野観光の幅が広がります。

重源

戦でボロボロになった東大寺と大仏を再建するために大活躍したお坊さん。東大寺・大仏を作った人たちとあわせて、想いをはせてみたい人物です。

公慶

戦や大風で雨ざらしだった大仏をなおして、大仏殿を再建するために一生をささげた人。今残っている大仏と大仏殿にかかわった功労者として、予習には欠かせない1人です。

フェノロサ

日本美術にほれ込んだ、国宝や重要文化財制度の「生みの親」ともいえるアメリカの美術史家・哲学者。法隆寺東院伽藍や薬師寺の東塔を見るときには、予備知識として大事な人です。

会津八一

奈良の仏像や風景などを、全部ひらがなの短歌で描いた歌人・美術史家・書家。たいていのお寺の歌を詠んでいて、奈良の旅をおもむき深くしてくれます。

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