正暦寺
奈良市街南東の山奥にひっそりと建つ紅葉名所、正暦寺をご案内。山あいに清流が流れる絶好のロケーションで、「錦の里」と呼ばれる紅葉景色が楽しめます。
山あいの道の奥に開ける自然境
正暦寺は、奈良市街から南へ4kmくらい行った帯解(おびとけ)エリアの山奥にあります。山あいの道を進んでいった先にあって、渓谷沿いの環境のいいところ。
ふだんは、最寄りのバス停から40分歩く以外はタクシーくらいしかなくて、車じゃないと行きにくい不便なところですが、紅葉シーズンには臨時バスが運行されて、たくさんの人が紅葉狩りに訪れます。
「錦の里」の眺めを道から・「福寿院客殿」から
晩秋には、あたり一帯が紅葉に包まれる感じ。清流に沿った道を歩くだけでも紅葉狩りを楽しめます。渓谷だけに、深い緑に包まれているので、紅葉がまわりの緑に映えてより鮮やか。いろんな色が混ざって見えるあたりが、「錦の里」と呼ばれる理由のようですね。
中でも一番の見どころは、「福寿院客殿」からの眺め。江戸時代初めころに建てられた重要文化財の建物です。風流な建物に上がって眺めるお庭のモミジは、まさに絶景。いつまで眺めていても飽きない景色です。
紅葉の時期、正暦寺ではナンテンの実も赤く色づいて、こちらも見ごろ。モミジと色を競うようで、「朱の競演」を楽しめます。
正暦寺へのアクセス
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紅葉の時期(11月中旬~12月初め)
近鉄奈良駅から臨時バスで24分
JR奈良駅から臨時バスで27分
「正暦寺」下車すぐ
それ以外
近鉄奈良駅からバスで25分
JR奈良駅からバスで29分
「柳茶屋」下車徒歩40分