談山神社
奈良を代表する紅葉スポット、談山神社をご案内。境内はどこもモミジでいっぱいで、優雅な十三重塔など、風情ある建物がモミジに浮かびあがる様は、タメ息ものです。
山奥に雅やかな建物が並ぶ神社
談山神社は、桜井の南、飛鳥の東にある多武峰(とうのみね)という「山奥」にあります。杉林の山をバックに境内が横長に広がっていて、重要文化財の十三重塔などの雅やかな建物が建ちならんでいる、風情ある神社です。
ふだんからいいフンイキの神社ですが、紅葉の時期には、境内いっぱいにモミジが色づいて、まさに「錦秋」という感じ。バックの杉林の緑によく映えます。
十三重塔と紅葉の競演
境内はどこも「紅葉の名所」ですが、一番の見どころはやっぱり十三重塔。戦国時代に建てなおされたもので重要文化財です。木造の十三重塔は世界で1つだけとか。鮮やかな朱色と檜皮葺(ひわだぶき)の屋根がなんとも優雅です。
紅葉の時期には、塔の朱色と紅葉の「赤の競演」を楽しめます。紅葉好きにはたまらない絵ですね。近くから見上げても見事だし、少し離れたところから、モミジにうずもれるように建つ十三重塔を眺めるのも、いい構図です。
「展望台」から紅葉に埋もれる境内を眺める
談山神社の紅葉を楽しめるのは、境内からだけではありません。境内の向かい側にちょっとした高台があって、絶好の「展望台」になっています。少し見下ろす角度で境内全体が見わたせて、優雅な建物が紅葉に埋もれて点在する、絵よりも美しい景色を満喫できます。談山神社バス停からも登れるので、先に全体像を見てからお参りするのもいいかも。