奈良のバス(5)飛鳥エリア
飛鳥周遊バス「赤かめ」
飛鳥めぐりには、飛鳥周遊バス、通称「赤かめ」が便利です。というか、これしかありません。飛鳥の主な見どころをまわって、橿原神宮前駅・飛鳥駅という飛鳥めぐりの2ターミナル間を往復しています。春・秋の週末は1時間に2本、それ以外は1時間に1本くらいしかなくて、ちょっと物足りないですけど、駅から遠い見どころのアクセスには助かります。
高松塚古墳に行くには「高松塚」、石舞台古墳なら「石舞台」が最寄り。分かりやすいですね。岡寺は「治田神社」がいちばん近いです。「謎の石シリーズ」なら、酒船石は「万葉文化館」、亀石は「中央公民館」がいちばん近いでしょう。愛称の「赤かめ」は、やっぱり亀石から来ているんでしょうか?
「赤かめ」使用上の注意
「赤かめ」が止まる「飛鳥大仏前」は「臨時」扱いで、飛鳥大仏(飛鳥寺)からちょっと離れています(徒歩5分くらい)。春・秋の週末に走る1時間に2本のバスのうち、増えるほうの1本は「明日香小山」・「飛鳥大仏前(臨時)」に寄りません。念のため。あと、飛鳥駅方面は、時間帯によって「檜前行き」になります。
同じ道を行ったり来たりするところが多かったり、分かりにくいところもありますけど、目的地の最寄りバス停さえおさえておけば大丈夫でしょう。
朝と夕方以降は循環バスで
「赤かめ」は、朝8時台~夕方5時台の間走っています。観光にはまあ十分ですけど、もし、もっと早く・遅く乗りたいなら、橿原神宮前駅発着の循環バスが使えます。ただ、高松塚古墳は通りません。石舞台古墳・岡寺は、200~300m遠くなりますけど、それぞれ「明日香観光会館前」・「岡寺前」が最寄りになります。
この循環バスもなかなか分かりにくいです。「赤かめ」が走っていない時間帯だけ走るんですけど、朝は時計回り、夜は反時計回りの一方通行。さらに、岡橋本-飛鳥観光会館前-岡寺前-岡戎前の「三角地帯」は、どっち回りのバスも反時計回りに走ります。基本的には、乗るバス停と降りるバス停さえ分かっていれば問題ないですけど、途中のバス停止まりもあったりするので、乗るならよく確認してください。