氷室神社
奈良公園エリアにある知る人ぞ知る桜の名所、氷室神社をご案内。枝ぶりが見事なしだれ桜をはじめ、境内は桜がいっぱいで、狭いながらも魅力的な桜スポットです。
見事なしだれ桜をたっぷりと
氷室神社は、近鉄奈良駅から東大寺へ続く登大路の途中、国立博物館の向かい側にあります。「氷の神様」をまつっているめずらしい神社ですけど、観光のメインルート沿いでありながら、ふだんは人もまばら。それが桜の時期になると、見事な名所になってにぎわいます。
いちばんの見どころは、回廊の手前にあるしだれ桜。かなり大きな木で、満開になるとまあ見事です。大勢のカメラマンの被写体になっています。朱塗りの回廊をバックに見るのが、上品な眺めが楽しめる「定番」ですけど、見る角度によって眺めが変わるので、いろいろな方向から眺めたいところ。
早咲きのしだれ桜に続いてソメイヨシノも
このしだれ桜は、奈良でいちばん早く咲く桜で、奈良の「春の使者」みたいに言われています。そのぶん、氷室神社のしだれ桜の満開に合わせようとすると、他の桜スポットがまだだし、ふつうの桜の見ごろになると、しだれ桜が少し「終わり気味」になるし、ちょっと難しいところです。
でも、境内にはほかにソメイヨシノなどもけっこうあります。桜の名所として長く楽しめるのも氷室神社のいいところ。小さな神社ですけど、なかなか充実した桜の名所と言えそうです。
氷室神社は、舞楽の本境地だったりして昔から芸能にゆかりのあるところ。それもあってか、桜の時期にあわせて「観桜芸能奉納」が行われます。桜の時期の週末、世界各地の芸能を見られます。
氷室神社へのアクセス
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徒歩
近鉄奈良駅から15分
興福寺から10分
東大寺(大仏殿前)から10分
バス
近鉄奈良駅から4分
JR奈良駅から7分
「氷室神社・国立博物館」下車すぐ