三輪そうめん

三輪そうめん

三輪そうめんは、奈良時代にさかのぼる歴史を誇るそうめんの元祖。奈良で食べるのもいいし、お土産でも、「元祖そうめん」と胸を張って買って帰れます。

三輪そうめんとは?

三輪そうめんは、長谷寺がある桜井市の三輪エリアで作っているそうめんです。真冬に、昔ながらの手延べ製法で作っています。一時、三輪以外で作ったものを「三輪そうめん」として売っていて問題になりましたけど、今では、三輪産だけを「三輪そうめん」と呼ぶルールができているみたいです。

細さが4段階あって、細ければ細いほど高級。それぞれのランクに、「神杉」「緒環(おだまき)」などの名前がついていて、歴史を感じさせてオモムキありますね。あと、作りたてより、1年寝かせた「古物(ひねもの)」のほうが、コシが強くてこれも高級品になります。

本場は「日本最古の神社」の門前町

三輪そうめんを食べたり買ったりできるお店は、奈良各地にありますけど、やっぱり本場は三輪。三輪は大和盆地の南のほう、桜井市にあります。日本最古の神社といわれる、大神(おおみわ)神社の門前町です。おもむきある町に、三輪そうめんを食べられるお店がいくつもあるので、お参りしたついでに食べていくのもいいですね。

奈良時代から?もっと昔から?

三輪そうめんの歴史は、遠く奈良時代にさかのぼります。伝説によると、大神神社の宮司だった大神朝臣狭井久佐の次男・穀主という人が、食糧不足のとき、小麦を育ててそうめんを作ったのがはじまりだとか。大陸から仏教が伝わってきたのといっしょに伝わった、という説もあります。桜井は神社発祥の地でもあるし、仏教「上陸」の地でもあるし、どっちにしても歴史の深い土地柄から生まれたもの、と言えそうですね。

日本中で愛されているそうめんのルーツ・三輪そうめんは、奈良名物らしく深い歴史が魅力。そうめん好きな人はもちろん、そうじゃなくても、食べておいしい・贈ってうれしい名物です。

Copyright(c) 2012 奈良旅プランヘルパー All Rights Reserved. Designed by o2BusinessTheme