蘇我馬子

蘇我馬子

飛鳥時代:?~626年
ゆかりのスポット 飛鳥寺・石舞台古墳

飛鳥時代はじめころに絶大な権力をふるった、大物豪族・政治家。飛鳥寺を建てたり、石舞台古墳がお墓といわれたり、飛鳥を観光する予習として押さえておきたい人物です。

要職+「天皇の親戚」で実権を握る

蘇我馬子は、有力な一族「蘇我氏」の1人。蘇我氏は代々、朝廷トップクラスの役職だった大臣(おおおみ)を務めた家柄で、蘇我馬子も50年以上大臣をやっていました。娘を2人天皇の妃にして、「天皇の親戚」としても実権を握ったのは、平安時代の貴族にもよくあることで、常套手段という感じ。

仏教信者のパイオニア

蘇我馬子最大のポイントは、仏教を広めたことでしょう。若いころから仏教を信仰していたようで、まだ日本に伝わってからそんなにたっていないこの時代、「仏教信者のパイオニア」といえそうです。日本初の本格的なお寺・飛鳥寺(法興寺)を建てたりして、仏教が「国の宗教」として広まった立役者、といったところ。

一方で、権力者ならではの血なまぐさい話もたくさん。仏教を広めるか、日本の神様を大事にするかで、父親の代からさんざん争ってきた物部氏を攻め滅ぼしたり、対立する皇子や、天皇まで暗殺させたりしているようです。

石舞台古墳は蘇我馬子のお墓?

飛鳥いちばんの見どころのひとつ、石舞台古墳は、蘇我馬子のお墓といわれているのもポイント。真偽のほどは定かじゃありませんけど、とんでもない巨石が積みあがった古墳の迫力を見れば、飛鳥時代最大の権力者のお墓という説は説得力あります。やっぱり、飛鳥観光の予習をするうえで重要人物ですね。

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