高松塚古墳
極彩色の壁画が話題になった飛鳥の有名スポット、高松塚古墳をご案内。古墳内部や壁画の模型が見られる壁画館があるほか、古墳のまわりを歩ける遊歩道もあって、古代史のロマンを味わえます。
高松塚壁画館
林に囲まれたところにある背の低い建物。実際に古墳の中に入っていけるような雰囲気があります。それを狙ったんでしょうか。
中はちょっとした博物館になっていて、壁画やそのまわりの石槨(せっかく)、副葬品など、とにかくひたすら模型やレプリカを見る感じ。特に、壁画の原寸大模写や石槨の模型が見もの。
壁画はカビなどが問題になったばかり。「絶対安静」みたいな状態なこともあって当然見られないので、模型でイメージをふくらませることになります。それでも、教科書などで見たことがある有名なものだけに、感慨があります。
飛鳥時代の人が描いた絵なわけなので、着ているものも当時のリアルな姿そのもの。飛鳥時代を知る一級の資料と言えそうです。飛鳥時代に興味がある人には特におすすめのスポットです。
入館料:大人250円
高松塚古墳
壁画館から細い遊歩道を進むと、サクに囲まれた芝生の小山が見えてきます。これが高松塚古墳の本体。飛鳥時代の古墳は、「カギ穴型」をした前方後円墳じゃなくて「円墳」で、看板やサクがなければ気づかないような感じです。
見ようによっては「ただの盛り土」ですけど、有名な壁画は、まちがいなくこの中にあります。あとは、見る人の想像力と思い入れのの問題。
壁画館を見たあとなら、「あの壁画や石槨がこの中にあるんだ・・・・・・」とイメージしやすいんじゃないでしょうか。壁画館にも行くなら、先に壁画館を見てから古墳本体を見るのがおすすめ。