春日大社

春日大社

奈良公園のいちばん奥に鎮まる春日大社をご案内。春日山ふもとの深い緑に映える朱色の建物が鮮やかです。ビッシリ連なる灯籠が有名。

幣殿・舞殿(へいでん・ぶでん)

春日大社への長い参道を歩いてきて、朱色の楼門「南門」をくぐると正面に見える建物。ほとんどの人はここでお参りをします。

お参りをする建物だから「拝殿」と思いがちですけど、右側2間が幣殿、左側3間が舞殿。幣殿は天皇のお供え物=御幣(ごへい)を納めるところ、舞殿はお神楽をするためのところ。そこをたまたまお参りにも使っているだけ、という感じでしょうか。

中門と本殿

幣殿・舞殿の右奥に見える、上品な感じの楼門が中門。中心線を入口の南門とずらしてあるのがポイント。神様が人目をはばかるためとか、お参りする人が神様の正面を避けるためとか言われています。南門右の「特別参拝受付」で拝観料を払って入ると、中門まで行ってお参りできます。

中門の中に見えるのが、春日大社の本殿。春日大社でただ一つの国宝建築です。「春日造」というタイプの同じ建物が4つ並んで建っていて、春日大社の4つの神様がそれぞれまつられています。

拝観料:500円

春日釣灯籠

南門から左右に、春日大社の「中心エリア」をぐるっと囲む回廊。その内側に灯籠がいっぱいぶら下がっています。有名な「春日釣灯籠」で、貴族から庶民まで、いろいろな人が願いをこめて奉納してきたもの。

青銅色と金色があって、回廊の朱色とマッチしていかにも歴史ある神社らしい雅やかさを感じます。昼間眺めるだけでもいいものですけど、毎年2月と8月に「万灯籠」というイベントがあって、全部の灯籠に灯がともります。それはそれは幻想的。

若宮神社

南門を出て左へ、石灯籠がビッシリ連なる「御間道(おあいみち)」をぬけると、若宮神社があります。本社よりひっそりした感じですが、見どころもあります。

本殿は本社と同じ「春日造」なので、拝観料なしで春日造をよく見られます。それと、拝殿後ろの細長い建物は、細殿(ほそどの)・御廊・神楽殿が一つにつながった建物。寝殿造(しんでんづくり)風で、平安貴族のお屋敷の雰囲気もあります。

春日大社へのアクセス


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徒歩

近鉄奈良駅から30分
興福寺から25分
東大寺(大仏殿前)から25分

バス

近鉄奈良駅から7分
JR奈良駅から10分
「春日大社本殿」下車徒歩5分
または
近鉄奈良駅から5分
JR奈良駅から11分
「春日大社表参道」下車徒歩13分

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