ならまちエリア

ならまちエリア

最近人気の観光スポット、ならまちをご紹介。古い町並みをぶらぶら散策するのも楽しいし、気軽に立ち寄れるこぢんまりしたお寺や神社、おしゃれなお店などがたくさんあるのも魅力。

元興寺(極楽坊)

ならまちは、もともと元興寺(がんごうじ)という大きなお寺があったところ。元興寺がさびれた後、境内だったところに町ができて栄えたのが今のならまち。その元興寺の建物の中でただ一つ残っているのが、「元興寺極楽坊」と呼ばれるお寺です。

この建物の屋根は、興福寺の東金堂などと同じく寄棟造(よせむねづくり)で、いかにも奈良らしい古代風の雰囲気をかもし出しています。屋根瓦には、飛鳥時代のものがまざっているとか。貴重な建物だし、ならまちを歩くときにはぜひ寄っていきたいところ。

拝観料:大人400円

町並み

ならまちには、江戸時代から明治くらいの古い建物が残されていて、古い町並みを眺めながら歩くのが楽しいところです。昔から続く老舗、古い建物を改造したカフェや雑貨店などがところどころにあります。

建物のとおりに面したところは、縦に木材を並べた「格子」になっています。京都と同じように細い格子がたくさん並ぶ「千本格子」になっているところもありますけど、京都にはない太い格子の建物が目立ちます。「法連格子」といって、シカよけのための知恵だとか。

庚申堂(こうしんどう)

ならまちのなかでも、特にフンイキある町並みの一角にある小さなお堂。丸くなった赤い人形がいっぱいぶらさがっていますが、これは「身代わり猿」というサルの人形。このあたりの建物にはたいていぶらさがっています。

なんでも、人間の中には三尸(さんしん)の虫というのがいて、60日に一度めぐってくる庚申の日の夜、抜け出してその人間の罪を天帝に報告して早死にさせるとか。その三尸の虫がサルが嫌いということで、サルの人形で身を守ろうというわけです。

十輪院

庚申堂のあるあたりから東へ行ったところにあるお寺。こぢんまりしていますけど、落ち着いたいい感じのお寺で、おすすめです。

門を入ると、正面に国宝の本堂があります。パッと見た感じ、お寺のお堂には見えません。ふつうのお寺のお堂よりずっと屋根が低くてゆるやか。貴族の邸宅風な雰囲気です。本尊は、石仏龕(せきぶつがん)という石でできた入れ物に入った、めずらしいお地蔵様。

本堂の右手前には、ちょっとしたお庭があって、池のまわりをひとまわりできるようになっています。

拝観料(本堂):高校生以上400円

ならまちへのアクセス


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猿沢池あたりから南はもう「ならまちエリア」ですが、ここでは代表して元興寺(極楽坊)へのアクセスをご紹介。

徒歩

近鉄奈良駅から15分
JR奈良駅から25分
興福寺から7分

バス

近鉄奈良駅から6分
JR奈良駅から10分
「福智院町」下車徒歩6分

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